車内

知り合いの女性の話なんですが…。

 

 

朝、仕事に向かう為 駐車場に停めてた車に乗り込みエンジンをかけたらしいんです。

 

エンジンがかかると、音楽なるじゃないですか。停める直前までかかってた曲が。

 

彼女、違和感を覚えた。

 

 

「あれ…?昨日聞いてた箇所と違うような…。」

 

 

お気に入りのアーティストの新曲を覚えようと車で聴いてたらしいんですが昨夜はサビの手前で家に帰りついたのでそこで止まってるはず。

 

エンジンをかけたらサビが終わってるって言うんです。

 

 

「気のせいかな。」

 

昨日は帰るの遅かったし疲れてたから勘違いかもしれない。

 

 

彼女深くは気にせずに車を走らせた。

 

 

 

翌日。

 

 

いつもと同じようにエンジンをかける。

 

 

流れてくる音楽。あきらかにおかしい。昨日最後に聞いてた曲ではないって言うんですね。

 

その話をされたのが先週。

 

 

その時は私も「気のせいだって。」くらいしか言えませんでした。

 

 

すると彼女、続けてこう言うんです。

 

 

「おかしいのはそれだけじゃない。」

 

微かに車内に線香のような匂いがするっていうんです。

 

お盆の時季だしまぁ考えようによっては少し怖いというか気味が悪いですが、現実問題彼女にも周りにも何か起きた訳ではないし。

 

 

じゃあ今度車見せてよって事で話は終わったんです。

 

 

まぁ、私が見たとこで何にも解決しないんですが。

 

 

そして3日前の夜。

 

 

仕事終わりに待ち合わせして助手席に乗りしばらく車を走ってもらったんですね。

 

 

匂いはというと…正直私には分かりませんでした。彼女曰く、「時間も空いたし少し匂いは薄くなった。それに気持ち悪いから消臭剤を使った。」と。

 

 

あの日以来、音楽は車内で聴かないようにしてるらしいです。

 

 

「試しに今聴いてみようよ。」って事で車に積んであったCDを入れたんですね。

 

 

適当に選んだCD。

 

 

普通に聞こえてくる。

 

 

 

しばらくドライブしてたら小腹が空いたのでファミレス行って食事でもしようかと。

 

 

駐車してエンジン止める前に。

 

 

曲が今どこでかかってるか確認して止めてもらいました。

 

 

 

 

 

40分程食事して、さて車に乗り込もうとした時。私も違和感が。

 

 

車のドアを開こうとドアノブに手をかけると何か濡れてるんですね。

 

 

ん?

 

 

彼女が不思議そうにこちらを見る。「え?何、何?どうしたの!?」

 

 

水だとは思うんですがそれにしては少し粘り気のあるようなないような。

 

一応匂いを嗅いでみましたが無臭。

 

何でこの部分だけ濡れてるんだろう。

 

ふと足元をみるとそこも一部分だけ濡れてる。

 

 

彼女に一通り説明すると一気に怖がっちゃいまして。

 

 

助手席側だけなんですよね。濡れてたの。

 

 

軽くパニックになってますからこのまま彼女に運転させるのは危ないと感じましたので運転は交代。

 

車内でいくつか彼女に質問してみました。

 

 

「この車さ。中古車?」

 

うん。そうだけど…。

 

 

「自分で選んだ?いつくらいに買った?」

 

お父さんと一緒にいくつか中古車センター回ってからだけど…。私車に詳しくないからお父さんが選んだ中で私が一番気に入った車を選んだけど‥3年前くらいだと思う。何か関係ある?」

 

 

「いや、気になっただけだから。最近助手席に誰か乗せた?」

 

 

覚えてないなぁ。普段職場と家の往復だし。

先々週くらいに実家行った時にお母さん乗せたくらいだと思う。

 

「そっか。んー。まぁ、いいや。エンジンかけてみよう。」

 

 

険しい顔して構えてた彼女と私でしたが流れてくる曲は止める前のまま。

 

 

「ひとまず安心だな。」

 

 

とりあえずそれ以上は調べる事もできないので今日は帰ろうという事にして。

 

 

私なりに色々気になった事を遠回しに彼女に聞いてみました。

 

 

 

最近の会社での出来事とか。休みの日の出来事とか。

 

彼氏いなくなってどれくらいとか。

 

 

可能性はその時は低かったんですが微かに引っかかる事がありまして。

 

 

でもその時は彼女には伝えませんでした。余計に怖がらせてもダメだし。

 

 

近くの駅前で運転を交代し、私はそこから電車で帰宅。

 

別れる前に

 

「また何かあったら連絡して。気を付けて帰れよ。」

 

 

彼女は少し無理して笑ってるようでした。

 

 

翌日。会社へ向かう通勤途中の電車内でlineの通知が。

 

 

【昨日そのままCDかけっぱなしで車運転してたやん?私忘れてて。今朝エンジンかけたら違う箇所から曲始まったんだけど。どうしよう。】

 

 

思わずこっちも怖くなって。

 

 

慌てて返信。

 

【助手席のドアノブ濡れてない?触らなくていいから確認できる?】

 

 

数秒後。

 

【濡れてる!車の下も少しなんか濡れてる】

 

 

 

私は昨日の引っかかってた物がまた浮かんできました。

 

 

これは霊的なものじゃない。

 

 

 

 

人の仕業だと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

って考えたとこで断念!

 

 

いやぁ。怪談を作るのって難しいですねぇ。途中まではサクサク進むんですがオチが思いつかない。

 

 

最初は短めに怪談作ろうって思ってたんですが途中で「これお化けとか心霊じゃなくて人の話。ストーカーとかの方が怖くね?」と思ってシフトチェンジしたんですが、考える時間もなく断念(笑)

 

 

納得させれるオチを作ろうと思えば私の力では短編小説並みの長さになりそうで(笑)

 

 

霊の仕業だとかにすればそれこそ「あれはいったい何だったんでしょうか…。」とかでもいけたんでしょうけどね。

 

シチュエーションもそういった要素を後付けで足すのは面倒だったっす!

 

 

この話のきっかけは毎朝聴いてる車内でのBGMがきのう聞いてた曲と違ったりしてたら怖いよなぁ~って思ってですね。

 

 

例えばルームミラーが動いてるとか。自分の吸ってるタバコじゃない物が灰皿にあるとか。

自分の知らない間に誰かが乗ってる!!って思ったら怖いですよね。

 

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へへへ…

 

 

 

今日はここまでですぜ、旦那。