味噌

今ではちょい反抗期の息子も昔はエグイくらい可愛かったんです。

まぁ親バカですね(笑)今は1ミリも可愛さはありませんが。


まだ息子が保育園に通い始めた時ですかね。

二人で近所のスーパーに買い物行ってたんです。

夕暮れ時でした。手を繋いで気持ちゆっくり歩いて。


普段息子と話する時間なんてなかったから、保育園での事とか好きなテレビの事
とか。


こういう時間も大事だよなーなんて思いながら。


しばらくして息子が申し訳なさそうに言いました。



「パパぁ?」


「ん?どした?」





「あんなぁ?ライオンをね?お家で飼ってもいい?」











WHAT!?


聞き間違いかなぁ。


「ん?何を飼うって?」



「ライオン。」




夕焼けがキレイだなぁ。



「何でライオンなん?他の動物もいっぱいおるよ?」


「だって・・ライオン強いやろ?」


「んー。強いけど、ライオン家で飼ってたら食べられるよ?」


「パパも強いやろ?」


お前よりはな!!


「でも、ライオンには勝てんよ。それにほら寝てる間に食べられるよ?」


「夜は見張ってたらいいやん。」


俺に寝るなってか!!


「いや、危ないけやめようやぁ。パパも怖いもん。」


「それじゃあさ。ライオンの赤ちゃんやったら怖くないやろ?」


「それは…ほら。色々条約とかあるからダメだよ。」


「条約とかないし。」


条約知らねーだろ!!




とりあえず話を逸らそうとフェードアウト。


「ライオンも強いけどさ。仮面ライダーとどっちが強いやろうなぁ。」


「絶対仮面ライダーのが強いよ。だって武器とかもあるし。」


「そうよねー。パパね小さい頃仮面ライダーになりたかったわぁ。」


「パパの小さかった時も仮面ライダーおったん?」


「おったよー。ずっと交代で悪いやつやっつけよるんよ。」


「すげー。」


「お前さ、大きくなったら何になりたいん?」


息子は少し考えて



「みそラーメン。」


ん?






「み、みそラーメン作る人かな?」


「ちーがーう。みそラーメンになるの!」


なれねーよ。

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